色の表示【色彩検定2級復習】

重要ポイントを淡々とメモしておくよ

PCCS(ヒュートーンシステム)(顕色系)


財団法人日本色彩研究所 が開発したカラーシステム

  • 色相(Hue)

24色相で構成されている
色相環には心理四原色(赤、黄、緑、青)色材の三原色:CMY(減法混色)、色光の三原色:RGB(加法混色)の近似色が含まれる
色相環の対向位置は心理補色になる

  • 明度(Lightness)

黒を1.5 白を9.5として9段階
(マンセル明度の数値と一致する)

  • 彩度(Saturation)

純色を9s、純色と同じ明度の無彩色を0sとして9段階

  • 青(色相18)のトーンのイメージ

  • 純色

最も彩度が高い鮮やかな色
v(ビビットトーン)

  • 清色

明清色(純色に白を混ぜて出来る色)、暗清色(純色に黒を混ぜて出来る色)両方を清色と呼ぶ

    • 明清色

b(ブライトトーン)lt(ライトトーン)p(ペールトーン)

    • 暗清色

dp(ディープトーン)dk(ダークトーン)dkg(ダークグレイッシュトーン

  • 中間色

sf(ソフトトーン)d(ダルトーン)ltg(ライトグレイッッシュトーン)g(グレイッシュトーン


LOVE 2.0* - PCCS 色見本

※メモ
PCCS v2(赤)は マンセル 4R
PCCS v8(黄)は マンセル 5Y
PCCS v17(青)は マンセル10B
PCCS v12(緑)は マンセル 3G

オストワルト表色系(混色系)


ドイツで考案された表色系。
純色と白と黒の混合量によって全ての色を表すという考えに基づいて創案された混色系の代表的なカラーシステム
白色量(W)+黒色量(B)+純色量(F)=100%

ある波長領域の光だけを100%反射して、他の波長領域の光をまったく反射しない色のこと。

ヘリングの反対色に基づく赤ー緑、黄ー青それぞれを対向位置に置いて色相環を4等分
中間に橙ー青緑、紫ー黄緑を加え8色相
黄が1番で時計回りに番号が大きくなる
スペクトルの色が反時計回りに配置されているので右側が赤
色相環の対向位置は物理補色

  • 無彩色と等色相面

無彩色は8段階

記号 a c e g i l n p
白色量(W) 89 56 35 22 14 8.9 5.6 3.5
黒色量(B) 11 44 65 78 86 91.1 94.4 96.5
等白系列 白色量が等しい
等黒系列 黒色量が等しい
等純系列 F/Wが等しい
等価値色系列 白色量、黒色量が等しい

マンセル表色系(顕色系)


アメリカで開発された表色系。
各色相を10等分して1〜10の番号をつけ計100色相

  • 色相(Hue)
  • 明度(Value
  • 彩度(Croma)

NCS

「Natural Color System」の頭文字からとったもの
スウェーデン工業規格に制定されている
白(W)、黒(S)*1、黄(Y)、赤(R)、青(B)、緑(G)が6主要色
色(F)は主要色の合計が100(%)になる
F=W+S+Y+R+B+G=100

  • 色相(φ)の表し方

黄(Y)赤(R)青(B)緑(G)の基本色相で4等分
白への類似度(w)黒への類似度(s)クロマチネックス(c)=色み

  • クロマチネックス

白とも黒とも類似性が0で理想的な純色のこと

XYZ表色系(混色系)

三刺激値=XYZ

  • X・・・赤みの量
  • Y・・・緑みの量
  • Z・・・青みの量

XYZを比例配分して求めたものを色度座標x、y、zという
色はxy色度図で表す

*1: スウェーデンで黒はsvart