色彩心理【色彩検定2級復習】

重要ポイントを淡々とメモしておくよ

色の知覚的効果 - 見えやすさ

  • 誘目性

人の目を引きやすく目立つ色
無彩色よりも有彩色、彩度の高い色、暖色のほうが注意を引きやすい

  • 視認性

遠くからでも見えるかどうか対象物の存在の発見のしやすさ
例)標識・危険物運搬車のバンパーなど

  • 明視性

図形などの読みやすさや見えやすさに与える影響

  • 可読性

文字や数字の読みやすさに与える影響

  • 識別性

複数の対象を区別したり違いを認識すること
例)配管系の識別表示・鉄道路線地図など


JIS Z 9102「配管系の識別表示」

物質
暗い赤 蒸気
空気
うすい黄 ガス
灰紫 酸またはアルカリ
茶色
うすい黄赤 電気

色の知覚的効果 - 錯視

  • ハーマングリッド(ハーマン格子)


縁辺対比によって格子の交差する部分に丸い影が見える

  • リーブマン効果


図形と地の色の明度差が非常に小さかったり、距離が遠かったりすると、図形が不明瞭で見えにくくなったりちらついて見える

  • マッハバンド


色の境界が明るく見えたり暗く見えたりする
(人間の目は輝度が変化する部分では強調してみようとするため)

  • エーレンシュタイン効果


細い格子模様の交点が抜けた部分が円に見える

  • ネオンカラー効果


細い格子模様の交点が抜けた部分に薄い色線で十文字を入れると、その色が滲んだように見える

  • 透明視
  • 主観色
  • マッカロー効果

色の心理的評価方法

  • 心理物理学的測定法

心理的な尺度を物理的な尺度に置き換えて測ることを心理物理学的測定法という
ドイツの物理学者ウェーバーフェヒナーが考案

感覚の強さは刺激の強さの対数に比例する

  • 閾値
    • 絶対閾(刺激閾)

感覚が生じるか生じないかの境目

    • 弁別閾

どのくらいの違いがあれば区別できるかの境目
色の見え方などの色知覚を測定

    • 恒常法(精度は高いが負担も大きい)
    • 極限法(精度や負担は恒常法と調整法の中間)
    • 調整法(精度は劣るが負担は軽い)
  • 心理学的尺度構成法

デザイン案や色彩案の印象や評価をする
【尺度の種類】

  • 名義尺度
  • 順序尺度
  • 間隔尺度
  • 比率尺度


【調査法の種類】

アメリカの心理学者オスグッドによて考案

  • 意見聴取法

質問や面接によりモニターの意見や感想を述べてもらう


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