色彩効果【色彩検定2級復習】

重要ポイントを淡々とメモしておくよ

美的構成と配色

  • ハーモニー

美しく整ったときを「ハーモニー」という

    • 同質・類似調和→ユニティ、シミラティ
    • 異質・対比調和→コントラスト
  • ドミナント
    • ユニティ→色や形を統一させる
    • シミラティ→色や形を類似させる

対照、対比という意味

    • アクセントカラー
    • セパレーションカラーなど
  • リズム
    • リピテーション→同じ形をくり返す
    • グラデーション→色や形などが徐々に変化
  • バランス

均等、釣り合い、安定

割合、比例、比率の意味

  • イッテンの面積比理論
明度比 9 8 6 3 4 6
面積比 3 4 6 9 8 6
  • ムーンとスペンサーの面積比理論
    • モーメント・アーム→色立体で明度5(N5)を基準としその色までの距離
    • スカラー・モーメント→モーメント・アームの値と面積を掛け合わせた値

比例関係が等しければ、心地よいバランスが生まれる

色の三属性とイメージ効果

  • 色相に関連

暖かい⇔冷たい 動的な⇔静的な 情熱的な⇔理知的な

  • 明度に関連

軽い⇔重い 浅い⇔深い 弱い⇔強い 柔らかい⇔硬い あっさり⇔くどい

  • 彩度に関連

派手な⇔地味な 動的な⇔静的な

  • トーンに関連

明るい⇔暗い 陽気な⇔陰気な 大人っぽい⇔子供っぽい 澄んだ⇔濁った



色彩と文化
色の表示
光と色
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ファッション
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色彩調和【色彩検定2級復習】

重要ポイントを淡々とメモしておくよ

配色調和の考え方

  • 色相を手がかりにした配色
    • 同一色相配色…色相差0
    • 隣接色相配色…色相差1
    • 類似色相配色…色相差2〜3
    • 中差色相配色…色相差4〜7
    • 対照色相配色…色相差8〜10
    • 補色色相配色…色相差11〜12
  • トーンを手がかりにした配色
    • 同一トーン配色
    • 類似トーン配色
    • 対照トーン配色
  • 明度を手がかりにした配色
    • 同一明度配色…明度差0
    • 隣接明度配色…明度差0.5
    • 類似明度配色…明度差1〜2
    • 中差明度配色…明度差2.5〜3.5
    • 対照明度配色…明度差4以上
  • 彩度を手がかりにした配色
    • 同一彩度配色…彩度差0s
    • 隣接彩度配色…彩度差1s
    • 類似彩度配色…彩度差2s〜3s
    • 中差彩度配色…彩度差4s〜6s
    • 対照彩度配色…彩度差7s〜9s

参考:Color-club.com - カラースクール −配色??
http://www.color-club.com/special/school/070615.html

配色技法

ドミナント・カラー】(色相のドミナント
ドミナントとは、「支配的な」「優勢な」という意味
色相で支配する「ドミナントカラー」とトーンでまとめる「ドミナントトーン」の2種類ある
色相差0〜2
同一色相」配色が基本となるが、類似色相配色までの範囲でまとめてもよい







ドミナント・トーン】(トーンのドミナント
同一トーン」配色を基本とし、類似トーンまでの範囲でまとめてもよい
色相差は自由






トーン・オン・トーン
トーン・オン・トーンとは、「トーンを重ねる」という意味
基本は同系色相で明度差が比較的大きい濃淡の配色
隣接色相や類似色相の範囲まで用いてもよい







トーン・イン・トーン
同一トーン」or「類似トーン」で明度差の小さい組み合わせ
色相は同一、類似、中差、対照、補色までさまざま







トーナル
トーナルとは「色調の」「色合いの」という意味
中明度、中彩度の中間色調(d、sf)、濁色調(ltg、g)の配色







カマイユ
単一画の絵画技法で、ほとんど一色に見えるほどの色の差が微妙な配色







フォカマイユ
フォカマイユとは、「偽りの」「まがいもの」と言う意味
カマイユ配色よりもやや色相とトーンに変化をつけた配色







ビコロール
ビコロールとは、「2色」という意味
コントラストの効いた明快な配色







トリコロール
トリコロールとは「3色」という意味
フランス国旗の「赤、白、青」ドイツ国旗の「黒、赤、黄」のような3色配色のこと






色相分割の配色

イッテン(スイスの美術教育者)の色相分割による配色調和論

  • ダイアード
  • スプリットコンプリメンタリー
  • トライアド
  • テトラード
  • ペンタード
  • ヘクサード

参考:イッテンの配色|色の配色|作曲・音楽云々ミスターベアクラッシュ
http://valse.lolipop.jp/mr-bear-crash/color/coordinate-itten.html


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色彩心理【色彩検定2級復習】

重要ポイントを淡々とメモしておくよ

色の知覚的効果 - 見えやすさ

  • 誘目性

人の目を引きやすく目立つ色
無彩色よりも有彩色、彩度の高い色、暖色のほうが注意を引きやすい

  • 視認性

遠くからでも見えるかどうか対象物の存在の発見のしやすさ
例)標識・危険物運搬車のバンパーなど

  • 明視性

図形などの読みやすさや見えやすさに与える影響

  • 可読性

文字や数字の読みやすさに与える影響

  • 識別性

複数の対象を区別したり違いを認識すること
例)配管系の識別表示・鉄道路線地図など


JIS Z 9102「配管系の識別表示」

物質
暗い赤 蒸気
空気
うすい黄 ガス
灰紫 酸またはアルカリ
茶色
うすい黄赤 電気

色の知覚的効果 - 錯視

  • ハーマングリッド(ハーマン格子)


縁辺対比によって格子の交差する部分に丸い影が見える

  • リーブマン効果


図形と地の色の明度差が非常に小さかったり、距離が遠かったりすると、図形が不明瞭で見えにくくなったりちらついて見える

  • マッハバンド


色の境界が明るく見えたり暗く見えたりする
(人間の目は輝度が変化する部分では強調してみようとするため)

  • エーレンシュタイン効果


細い格子模様の交点が抜けた部分が円に見える

  • ネオンカラー効果


細い格子模様の交点が抜けた部分に薄い色線で十文字を入れると、その色が滲んだように見える

  • 透明視
  • 主観色
  • マッカロー効果

色の心理的評価方法

  • 心理物理学的測定法

心理的な尺度を物理的な尺度に置き換えて測ることを心理物理学的測定法という
ドイツの物理学者ウェーバーフェヒナーが考案

感覚の強さは刺激の強さの対数に比例する

  • 閾値
    • 絶対閾(刺激閾)

感覚が生じるか生じないかの境目

    • 弁別閾

どのくらいの違いがあれば区別できるかの境目
色の見え方などの色知覚を測定

    • 恒常法(精度は高いが負担も大きい)
    • 極限法(精度や負担は恒常法と調整法の中間)
    • 調整法(精度は劣るが負担は軽い)
  • 心理学的尺度構成法

デザイン案や色彩案の印象や評価をする
【尺度の種類】

  • 名義尺度
  • 順序尺度
  • 間隔尺度
  • 比率尺度


【調査法の種類】

アメリカの心理学者オスグッドによて考案

  • 意見聴取法

質問や面接によりモニターの意見や感想を述べてもらう


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光と色【色彩検定2級復習】

重要ポイントを淡々とメモしておくよ

光の性質

電磁波と呼ばれる放射エネルギーの一種
ラジオやテレビなどの放送波、レーダー波、X線ガンマ線も電磁波である

  • 可視光

人の目に見える電磁波の範囲380nm〜780nmのこと
これより波長が短くなると紫外線域、長くなると赤外線域

  • 紫外線(約1nm〜380nm)

青紫よりも波長が短い
日焼けする

  • 赤外線(約780nm〜1mm)

赤よりも波長が長い
暖かさをもたらす熱作用がある

  • スペクトル

分光されて波長の順にならんだ色光の帯のこと
赤-橙-黄-緑-青-藍-青紫
ニュートンが発見
スペクトルにない色=赤紫

  • 単色光と複合光

他の色光に分光することが出来ない色を単色光
さまざまな波長成分が混ざり合った色として認識されるあらゆる光を複合光

  • 光源色(光色)

自ら光を発光して色を感じさせる光源の色

  • 物体色

光に照らされて現れる色
表面で光を反射して現れる色を表面色
光を透過することによって現れる色を透過色

  • 分光分布

波長成分に分けること
相対分光分布=可視光における波長ごとの放射量の強さを分布化したもの

  • 分光反射率

物体に入射した光を100%とした場合、どのような比率で反射するかを表したもの

  • 放射束(物理量)

電磁波の全長領域で1秒間に放出されるエネルギー
単位:W(ワット)

  • 測光量(心理物理量)

人間の目に作用した時の視覚心理により評価したもの

  • 光束

光の量を表す
単位:lm(ルーメン)
人間の目が最も明るく感じる波長は555nmの黄緑色光
(555nmの波長の光1Wの光束は683lm)

  • 光度

光の強さを表す
単位:cd(カンデラ

  • 輝度

ある大きさでの光の強さを表す
単位:cd/m2カンデラ毎平方メートル)

  • 照度

その面がどの程度の明るさで照らされているかを表す
単位:lx(ルクス)

  • 標準観測者

等色関数=人間の視感(視覚)には、目が色を感じる3種の錐体の分光感度が決められている特性のこと
CIE*1測色標準観測者=小さなサンプルを観察する場合に用いる
CIE測色補助標準観測者=大きなサンプルを観測する場合に用いる

視覚系の構造

  • 目の構造

直径はおとなで約24mm
2種類の視細胞がある
錐体=明るい条件下で働き光に対する感度は低い
網膜の中心窩(ちゅうしんか)付近約10度に集中(約600万個)

    • L錐体(R錐体)…長波長の光に最も感度が高い
    • M錐体(G錐体)…中波長の光に最も感度が高い
    • S錐体(B錐体)…短波長の光に最も感度が高い

杆体=暗い条件下で働き光に対する感度は高い
明暗のみを感じる
網膜全体では約1億2000万あるといわれる

  • 視物質

光を吸収する物質
杆体の視物質のロドプシンは光を照射すると退色して分解し、暗いと彩合成される
510nm付近の光を最も吸収する特性がある


参考:Color-club.com - カラースクール −眼
http://www.color-club.com/special/school/070427.html

参考:NIDEK 目のおはなし 人間の目のつくりと名前
http://www.nidek.co.jp/eye-anatomy.html

  • マリオットの暗点

視神経乳頭には視細胞がないためここで結ばれた像は見えない
参考:NIDEK 目に関するクイズ 星が消えた!!〜マリオット盲点〜
http://www.nidek.co.jp/moten.html

色覚説

赤・緑・青

  • 四色説(ヘリングの反対色説)

赤⇔緑・黄⇔青、白⇔黒
黄・青・赤・緑=心理四原色

  • 段階説

網膜の視細胞レベルでは三色説、それ以降の神経細胞レベルでは四色説に基づいて光の処理がなされているとする説

    • 20世紀(1960年代)になり富田教授やマークスによる魚の網膜を使った実験から三色説が立証された
    • ジェームソンとハ-ヴィッチの打ち消し法により、黄と青、赤と緑が同じメカニズムによって知覚されることが示された

照明

光色を数値で表すのには色度色温度が使われる

光源の色みを温度によって表す方法
単位:K(ケルビン
標準イルミナントA:白熱灯を代表するもの。色温度は2856K(ケルビン
標準イルミナントD65:太陽光を代表するもの。色温度は6504K

    • 黒体…電磁波エネルギーを完全に吸収し、それらを完全に放射する理想的な物体
    • 絶対温度…セ氏-273.15℃を絶対温度0K(ケルビン)として通常のセ氏と同じ目盛りで測った温度
  • 相関色温度

対象とする光色が黒体放射の色と完全一致しない場合、その光色に最も近い黒体の温度を代用する

  • 演色

照明された物体の見え方

  • 演色性

物体の色の見え方に影響を及ぼす光源の特性

  • 演色評価数

単位:R(アール)

参考:Color-club.com - カラースクール −光源の種類
http://www.color-club.com/special/school/070413.html

輝度を一定に保っても彩度が影響し鮮やかな色ほど明るく感じられる

  • ランプの種類
    • 熱放射(熱による発光)

白熱電球ハロゲンランプ

    • 放電による発光

蛍光ランプ・メタハロゲンランプ・高圧/低圧ナトリウムランプ・高圧水銀ランプ

    • 固体発光

発光ダイオード

混色

  • 加法混色
    • 同時加法混色
    • 併置加法混色
  • 減法混色
  • グラスマンの法則

ベクトル解析をした数学者

    • グラスマンの第一法則

あらゆる色光は三つの原色(原刺激)の混合量を変えることにより作り出せる

    • グラスマンの第二法則

三つの原色(原刺激)の強さを連続的に調整しながら変化させると、混色によって得られる色も同時に変化する

    • グラスマンの第三法則

色の等価性…分光分布が違う色であっても感覚的に同じ色に見える色をそれぞれ加えると同一の効果をもたらす
色の加法性…混色した結果できる色の三刺激値はそれぞれの色と等色している三刺激値をそれぞれ足し合わせてできる色とも等色が成立する

  • 技術
  • カラーテレビ・パソコンのモニター

併置混色の原理
RGB(光の三原色)

    • フルカラー(約1670万色)
    • ウェブセーフカラー(216色)

3色の発光の強さをそれぞれ6段階に変化

  • 印刷やプリンター

併置混色と減法混色の原理
CMY(色の三原色)

C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色

  • 減法混色の原理

写真、繊維(糸染め、反染め、捺染めなどの後染め)


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*1: 国際照明委員会

PCCS 色見本

この表を基に配色パターンを作るお!


※実際の配色カードの色とは異なります。


PCCS のトーン記号とトーン名

トーン記号 トーン名 修飾語
v vivid さえた・鮮やかな
b bright 明るい
lt light 浅い
p pale 薄い
sf soft 柔らかい・穏やかな
ltg light grayish 明るい灰みの
d dull 鈍い・くすんだ
g grayish 灰みの
dp deep 濃い・深い
dk dark 暗い
dkg dark grayish 暗い灰みの
s strong 強い


純色…最も鮮やかな(最も彩度が高い)色
明清色…純色に白を混ぜてできる澄んだ調子の明るい色調
中間色…純色に灰色を混ぜてできる彩度の下がった濁った調子の色調
暗清色…純色に黒を混ぜてできる澄んだ調子の暗い色調

時を超えてトラックバック2007

Mugi2.0.1 - 過去の自分へのトラックバック 2007


色彩検定の勉強に夢中で、この日のことをすっかり忘れてましたッ!ごめんなさいごめんなさい><


2007年6月13日。
まだ生きてます。
昨年の今日「来年もまだブログを続けていたら、自分で自分を褒めてあげます。」と書きましたが、飽きずにまだ続けています。


24日の色彩検定にむけて、無駄に色の勉強に励んでます。
転職して2年経ったわけですが、いろいろ悩んだ末、今月末に退職することにしました。
そして、フリーのWebクリエイターになりたいと考えています。


来月は麦さんと一緒に「Web標準の日々」にも参加しますよー!


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